こんにちは、アサヒナです。
毎週の打ち合わせで、僕がクライアントに必ず聞くことがあります。
「今週、送りましたか」
メルマガやLINEのことです。
この質問をすると、画面の向こうの表情でだいたいわかります。
送っている人は、すぐに答える。
送っていない人は、一拍おいてから言い訳が始まります。
「実は今週、バタバタしてしまって」
責める気はありません。
僕にも、忙しい週はあります。
おもしろいのは、ここからです。
一度この気まずさを味わった人は、翌週からちゃんと送ってきます。
内容が急にうまくなったわけでも、やる気に目覚めたわけでもない。
見られているというだけで、行動が変わるんです。
自己管理が得意かどうかは、あまり関係ありません。
その週にやったことを、誰かに一言伝えるだけ。
たったそれだけの仕組みで、半年後の売上が変わります。
この光景を何年も見てきて、僕はあることを確信しました。
自己管理ができないなら、見張り役を置いてください
結論から言います。
何かを続けたいなら、自分の意志ではなく、他人の目を使ってください。
見張り役を、自分の外に置くということです。
友人でも、同業の仲間でも、コーチでも、コンサルタントでもいい。
「あれ、やりましたか」と聞いてくる人を、ひとり作る。
たったこれだけで、続く確率がまるで変わります。
根性論ではありません。
自分の意志を、そもそも当てにしないという設計の話です。
気合いを入れ直す方法を探すのは、時間の無駄です。
気合いは、必ず切れます。
切れることを前提にして、切れても回る形を先に作る。
ここを間違えると、何度でも同じ場所で消えます。
意志の力は、驚くほど当てにならない
なぜ意志ではダメなのか。
続けることには、必ずタイムラグがあるからです。
ジムに1回行っても、体は変わりません。
メルマガを1通送っても、売上は動かない。
ブログを1本書いても、問い合わせは来ない。
やった分が、その日のうちに返ってくることはないんです。
人間は、返ってこないものを続けられるようにできていません。
だから3週間ほどで、あの声が出てきます。
「これ、意味あるのかな」
この一言が出た時点で、意志はもう機能していない。
そして、やめる決断すらしません。
なんとなく行かなくなって、なんとなく終わる。
強い意志があれば続くという前提が、そもそも間違っているんです。
実際、続けている人ほど「意志で続けている」とは思っていません。
行かざるを得ない時間に、体を置いている。
送らざるを得ない締切を、外に作っている。
意志を使わずに済む形にしているだけです。
人が消えていく現場を、毎朝見ています
僕は毎朝6時ごろ、ジムにいます。
日曜以外は、ほぼ毎日です。
同じ時間に通っていると、誰が来ているか自然と覚えます。
そして、新しく入ってきた人が消えていくのを、何年も見てきました。
10人入ってきたら、9人はいなくなる。
正直に言えば、10人中10人と言ってもいいくらいです。
僕が通い始めたころにいた人も、ほとんど残っていません。
彼らは、怠け者ではありません。
お金を払い、ウェアを買い、朝早く起きてきた人たちです。
決意の量なら、僕より多かったかもしれない。
そして、これはジムに限った話ではありません。
少し古いですが、総務省がブログの実態を調べた調査があります。
新しく開設されたブログのうち、翌月にはもう3分の1が更新を止めている。
半年後まで残っているのは、全体の4分の1でした。
4人で始めて、半年後に残るのは1人です。
消えた3人が、損をした自覚を持つことはありません。
書かなかった記事から来たはずの問い合わせは、来なかったことに気づけないからです。
裏を返せば、続けるだけで少数派に回れます。
内容の勝負に持ち込む前に、勝負が決まっている世界なんです。
毎週の一言が、成果を変えている
クライアントの話に戻ります。
僕は、配信を定期的にやってもらうようにしています。
ただ、放っておくと、これがまずやられません。
だから毎週、「送りましたか」と聞く。
送っていないと、気まずい。
その気まずさを避けたくて、みんな必死で送るようになります。
報告する中身は、1行で十分です。
「今週は火曜に1通送りました」
これだけで、翌週の動き方が変わります。
そこから起きることは、毎回同じです。
配信が定期的に届くから、見込み客との接点が増える。
接点が増えるから、少しずつ信頼が溜まる。
信頼が溜まっているから、案内したときに反応が返る。
同業他社が思い出したように年に数回発信している横で、毎週顔を出している人がいる。
この差は、文章のうまさでは埋まりません。
送らないリストは、静かに冷えていく
見張り役がいないと、どうなるか。
わかりやすい例を挙げます。
半年前に集めた読者リストが、手元にあるとします。
広告費をかけて、ページを作って、ようやく集めた人たちです。
そこに、3ヶ月何も送らない。
そして久しぶりに案内を出すと、何が起きるか。
まず、開かれません。
覚えられていないからです。
そのうえ、解除や迷惑メール報告が一気に増えます。
「誰だ、この人は」と思われている状態で、売り込むことになるからです。
リストは、放置しても減りません。
冷えていくんです。
集めるのに何ヶ月もかけたものが、送らないというだけで価値を失う。
これが、続けなかったことの請求書です。
僕の場合、見張り役は読者です
偉そうに書いている僕自身はどうか。
僕は毎日、メルマガを送っています。
原則として、毎日18時です。
自己管理は、得意な方だと思います。
ただ、それだけで15年続いたわけではありません。
毎日18時と決めて、それを外に言った時点で、待っている人ができます。
届かなければ、気づく人がいる。
書きたくない日でも、書く理由がそこにあるんです。
ジムも同じです。
日曜以外は行くと決めているから、行くかどうかを毎朝考えません。
判断しないと決めることが、いちばん効きます。
熱がある日だけ動くやり方では、熱が冷めた日に止まります。
休んでもいい。戻れなくなるのが怖い
誤解しないでください。
毎日やらなければ意味がない、と言いたいわけではありません。
体調が悪い日は、僕も行きません。
週1回でも、月2回でも、決めた頻度を守れているなら、それでいい。
問題は、1日休むことではなく、休んだあとに戻れなくなることです。
戻る場所を決めていないから、そのまま消えていく。
続いている人は、休まない人ではありません。
休んでも、戻ってくる人です。
そして、戻るきっかけをくれるのが、見張り役なんです。
ひとりだと、休みと終わりの区別がつきません。
見ている人がいれば、「先週は休みましたね」で済みます。
終わったことにならずに済むんです。
今日、報告する相手をひとり決めてください
もし今、続けたいのに続いていないものがあるなら。
やる気を出す方法を探すのは、いったんやめてください。
そこに答えはありません。
代わりに、報告する相手をひとり決めてください。
毎週決まった曜日に、やったかどうかを伝える。
それだけで構いません。
できれば、今日中に頼んでしまってください。
「毎週金曜に、やったかどうかだけ報告させてください」
この一言を送るところまでが、今日の分です。
内容の良し悪しは、あとからいくらでも直せます。
まず、消えないこと。
その一点だけで、周りが勝手に減っていきます。
僕のクライアントも、最初は「続けられない」と言っていた人ばかりです。
今は、同業が年に数回しか発信していない横で、毎週配信しています。
やっていることは、驚くほど地味です。
でも、地味なことを続けられる人がいないから、続けた人が勝ちます。
コツコツやっていきましょう。
では、今日はこの辺で。
ありがとうございました。
