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70歳がハローワークに並ぶ国。お金がなくても生きていけるのか

70歳がハローワークに並ぶ国。お金がなくても生きていけるのか

こんにちは、アサヒナです。

先日テレビで見た光景が、頭から離れません。

平日の、昼の番組でした。

ハローワークに、長い列ができている。

並んでいたのは、70歳を過ぎた方々です。

杖をついている人もいました。

インタビューの答えは、どれも同じでした。

年金だけでは、生活できない。

だから、働き口を探しに来た。

チャンネルを変えようとして、手が止まりました。

これが、今の日本なんだと思ったからです。

今日は、そんな話をしたいと思います。

目次

その行列は、遠い誰かの話ではない

最初に浮かんだのは、同情でした。

大変だな、と。

でも、数秒後に別の感情が来ました。

怖さです。

あの列に並んでいた人たちは、昔から困っていたわけじゃない。

働いて、納めて、まじめに暮らしてきた人たちです。

それでも、70歳で職を探しに行くことになった。

つまり、真面目にやっていれば大丈夫という前提が、もう効かなくなっている。

実際、65歳以上で働いている人は900万人を超えています。

この数は、20年以上ずっと増え続けてきました。

65歳以上のおよそ4人に1人が、今も働いている計算です。

これは一時的な話ではありません。

もう、仕組みとしてそうなっている。

そして僕たちひとり社長には、定年も退職金もない。

守ってくれる会社も、ありません。

あの列は、僕たちの数十年後の予告編でもあるんです。

「いつか来る」と言われても、僕たちは今日を生きている

ここ数年、よく聞く言葉があります。

「これからの時代は、お金がなくても生きていける」

インフルエンサーや、名前の知れた起業家が口にしています。

ベーシックインカム。

シェアと物々交換。

AIが生活コストを限りなく下げる未来。

言いたいことは、わかります。

確かに、いつかはそんな時代が来るのかもしれません。

でも、ここでひとつ確認させてください。

それは、いつですか。

10年後でしょうか。

20年後でしょうか。

その区切りを言ってくれた人を、僕は見たことがありません。

期限のない約束は、約束ではないんです。

来月の支払いは、待ってくれない。

子供の学費も、待ってくれない。

「いつか来る」と「今日どうするか」は、まったく別の話です。

そして現実は、むしろ逆を向いています。

お金がなくても生きていける時代が来るどころか、お金の重要性は年々増している。

僕は、そう感じています。

値段は上がり、量は減っていく

物価高。

ありとあらゆるもののコストが上がっています。

スーパーで買い物をするたびに、「また高くなった」と思う。

あなたにも、思い当たることがあると思います。

しかも、厄介なのは値段だけじゃないことです。

同じパッケージなのに、中身の量が減っている。

袋の大きさは、去年と変わらない。

デザインも同じ。

でも、開けてみると明らかに少ない。

これ、かなり巧妙なんです。

値札が据え置きだから、レジでは気づけない。

気づくのは、食べ終わったあとです。

「あれ、もう無くなった」

その小さな違和感が、毎週、静かに積み上がっていきます。

僕は学生の頃、スポーツをやっていました。

毎日、山のように食べていたんです。

丼飯を何杯もおかわりして、それでも足りなかった。

もし今、自分が子供だったら、どうだろう。

あの頃と同じように、腹いっぱい食べられただろうか。

親は、同じだけの食費で僕を育てられただろうか。

たぶん、無理だと思います。

同じ金額では、あの量は買えません。

これは思い出話ではなく、家計の話です。

「質素に暮らせば平気」が、どこで効かなくなるか

ここまで読んで、こう思った人もいるはずです。

「自分はもともと物欲がないから」

「贅沢しなければ、なんとかなる」

「最悪、生活レベルを落とせばいい」

その気持ち、よくわかります。

僕も、同じことを考えていた時期がありました。

でも、この考え方には底があります。

食費は、ゼロにできません。

家賃も、電気代も、保険料も、ゼロにはならない。

削れるところを削り切ったあとも、物価だけは上がり続けます。

そのとき、打てる手が残っていない。

節約は、守りの技術です。

守りだけでは、上がり続けるものに追いつけません。

もうひとつ、大事な分かれ目があります。

独身で、これからもずっと一人で生きていくと決めているなら。

まだ、選択肢はあります。

極端な話、仕事を選ばなければ、どうにかなる。

少子化で人手は足りていないので、働き口そのものはいくらでもあります。

でも、守る人がいるなら、話はまるきり変わります。

パートナーがいる。

子供がいる。

親の通院に付き添う日が、少しずつ増えてきた。

そうなったとき、「自分ひとりなら食べていける」は、何の答えにもなりません。

AIが、二極化のスピードを上げている

もうひとつ、はっきり感じている変化があります。

中間層が、いなくなってきていることです。

一部の人が総取りする。

そういう構図になりつつある。

なぜ、こうなっているのか。

僕は、AIの影響が大きいと思っています。

以前は、一人でできることに物理的な限界がありました。

コンテンツを作るにも、時間がかかる。

顧客対応をするにも、手が足りない。

だから、ある程度のところで頭打ちになっていたんです。

でも今は違います。

AIが、その天井を取り払ってしまった。

一人で10人分、場合によっては100人分の仕事が回ります。

ここで誤解しないでください。

AIが来たから、誰でも稼げるようになる、という話ではありません。

逆です。

AIは、強い人をさらに強くする道具なんです。

使う側にスキルと経験がなければ、出てきたものの良し悪しが判断できない。

良し悪しがわからなければ、直しようがない。

結果、それなりのものを、それなりに出して終わります。

AIの出力を一段引き上げられるのは、今のところ人間だけです。

だから、できる人はどこまでも伸びていく。

そうでない人との差は、開く一方になる。

世の中の多くのことには、ある分かれ方があると思っています。

上位2割、中間6割、下位2割。

AIは、その真ん中の6割を薄くしていく装置です。

自分が今どの層にいるのか。

ここは、正しく見ておいたほうがいい。

お金が全てではない。でも、逃げられない

誤解のないように書いておきます。

お金が全てだとは、まったく思っていません。

お金より大事なものは、たくさんあります。

健康。

家族と過ごす時間。

夜にちゃんと眠れること。

実際、稼いでいても余裕のない経営者を、僕は何人も見てきました。

朝から晩まで働き、いつも難しい顔をしている。

ああはなりたくないと、はっきり思います。

だから、金額を競えと言うつもりはありません。

でも、それでも。

守らないといけない人がいるなら、稼ぐことから逃げちゃいけない。

というより、逃げられない。

むしろ、もっと貪欲に意識しないといけない。

そういう時代になりました。

守ることと、稼ぐことは、別々の話ではないんです。

同じ一本の線の上にあります。

奪われないものに、お金を使う

じゃあ、具体的に何をするか。

僕がやっているのは、地味なことです。

稼いだお金を、奪われないものに変えていく。

お金は、稼げば稼いだ分だけ税金で持っていかれます。

物価が上がれば、置いておくだけで目減りもする。

でも、お金を使って身につけた知識やスキルは、誰にも持っていかれません。

一生、自分の資産として残り続けます。

そして、必要になったときに何度でも使える。

だから僕は、本を読みます。

学びにお金を払います。

AIは毎日触って、使い方を手に馴染ませる。

正直、面倒くさい日もあります。

新しいツールの画面を開いた瞬間に、閉じたくなる日もある。

それでも、やめないようにしています。

ここでやめた人から順に、差が開いていくのがわかっているからです。

もうひとつ、収入の置き場所も変えました。

クライアントワークだけに乗せていると、相手の事情ひとつで止まります。

成果を出していても、担当者が替われば終わることがある。

だから、自分だけで完結する事業を一本持っておく。

その上で、クライアントワークを分散して受ける。

この形にしてから、不安の質が変わりました。

厳しい時代だからこそ、気を引き締める

あまりネガティブなことは言いたくありません。

でも正直に言えば、本当に厳しい時代になったと思います。

値段は上がる。

量は減る。

年金だけでは、生活が回らない。

その上、AIが差を広げていく。

これが、僕たちが商売をしている場所の現在地です。

ただ、現在地を正確に知ることと、絶望することは違います。

地図を見ずに歩くほうが、よほど危ない。

あの日テレビで見た行列は、気持ちが沈む映像でした。

でも同時に、僕の背中を押してくれた映像でもあります。

数十年後、自分がどちら側に立っているか。

それは、今日の過ごし方で決まるからです。

だから僕も、気を引き締めてやっています。

特別なことはしていません。

毎日、学んで、手を動かして、売る。

それだけです。

今日やることを、ひとつだけ決めてみてください。

3年前から変えていない単価を、計算し直してみる。

自分の収入が何本の柱で立っているか、数えてみる。

後回しにしていた学びに、1時間だけ使ってみる。

まずは、それだけでいい。

一緒に、気を引き締めてやっていきましょう。

では、今日はこの辺で。

ありがとうございました。

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