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CodexとChatGPTの違い。配信1通で比べたら、差は賢さじゃなかった

こんにちは、アサヒナです。

「Codexって、ChatGPTと何が違うんですか」

最近、クライアントから一番よく聞かれる質問です。

説明するより、並べた方が早いと思いました。

同じテーマで、同じ日に、同じ僕が、配信を1通ずつ書く。

片方はいつものChatGPT。

もう片方は、ChatGPTの中に入っているCodex。

かかった時間と、出てきた文章を、そのまま載せます。

先に数字だけ言うと、ChatGPTが約1時間15分、Codexが約10分でした。

ただ、見てほしいのは時間の差より、「何に時間を使っていたか」の方です。

目次

条件

  • テーマ:「値下げを断った話」(先週、実際にあった出来事)
  • 書くもの:毎日18時に送っている配信、1通分
  • ChatGPT:いつも通り、ブラウザで開いて会話する
  • Codex:ChatGPTの契約に入っているもの。次の節で説明します
  • 僕:同じ人間。どちらも手を抜かない

公平に書きたいので、ChatGPT側も「いつもの自分のやり方」でちゃんとやりました。

雑に使って「ほら遅い」と言うのは、読者のいまの道具を貶めることになるので。

比較の前に、Codexとは

Codexは、ChatGPTの契約に入っている「作業をするAI」です。

Plusプランなら、追加の支払いはありません。

ただし使える量に枠があります。

配信1通なら余裕で、1日にLPまで書かせると当たる日がある、くらいの感覚です。

アプリを入れて、同じアカウントでログインするだけ。

ChatGPTとの違いは一つです。

ChatGPTは「聞けば、答える」。

Codexは「フォルダを渡すと、中のファイルを読んで、ファイルを書く」。

「コードを書くための道具」と紹介されることが多いので、エンジニア向けだと思われがちです。

でも、やっていることは「ファイルを読んで、ファイルを書く」。

文章でも同じことが起きます。

Codexアプリ。フォルダを選んだだけの状態

僕は黒い画面を使っていません。

アプリを開いて、フォルダを選んで、日本語で頼んでいるだけです。

では、いつものChatGPTから始めます。

ChatGPTの1時間15分。内訳はこうでした

ChatGPTに商品・読者・文体を説明し、先週の配信を貼っているところ

最初の10分、説明

自分が何を売っているか、読者がどんな人か、文体はどうか。

毎回これを書きます。

昨日も書きました。

ChatGPTは昨日のことを覚えていないので。

カスタム指示やプロジェクトの機能で、この説明を減らすことはできます。

僕も使っていました。

ただ、入れられる文字数に上限があって、過去の配信や、育ってきたルールの全部は入りません。

結局、足りない分を毎回貼ることになる。

次の5分、貼り付け

先週の配信を2本貼って「この感じで」と頼む。

長すぎると途中で切れるので、どれを貼るか選ぶ時間も入っています。

初稿が出るまで、3分

ここは速い。

ChatGPTは速いです。

ChatGPTの初稿。正しいが、僕の文章ではない

直し、20分

出てきたのは、正しいけれど、僕の文章ではありませんでした。

一般論から始まる。

1文が長い。

構成がいつもの型と違う。

読者を「個人事業主の皆さま」と呼んでいる。

僕の読者は「ひとり社長」と呼ぶと決めているのに。

「もっと短く」「ここは断定で」「呼び方を変えて」と、会話を往復する。

書き直し、25分

往復しているうちに、自分で書いた方が早いと気づく。

結局、初稿の骨だけ借りて、ほぼ自分で書き直しました。

これは毎回起きます。

確認と保存、10分

1行の長さを揃え、保存して、配信ツールに貼る。

合計、約1時間15分。

このうち、文章そのものを考えていた時間は、たぶん20分くらいです。

残りは、説明と貼り付けと、直しの往復。

Codexの10分。内訳はこうでした

次に、同じテーマをCodexで。

Codexへの指示は1行。説明も貼り付けもない

0〜1分、指示

フォルダを開いて、1行。

「今日のテーマ:値下げを断った話」

商品の説明も、読者の説明も、先週の配信も、貼っていません。

全部フォルダに入っているからです。

何が入っているかは、あとで書きます。

1〜4分、3案が出てくる

Codexはフォルダの中身を読んでから書きます。

出てくるのは1本ではなく3案。

これはCodexの機能ではなく、ルールに「3案出す」と書いてあるからです。

切り口が違う3本が出ます。

断った場面から入る案。

値下げは相手を選ぶ行為だ、という理屈から入る案。

昔、安く受けて苦しんだ話から入る案。

Codexが出した3案

僕は2つ目を選びました。

選ぶと、件名の候補が15本出ます。

これもルールに書いてある通りです。

そこから1本。

4〜9分、直す

ここだけは、人の時間です。

直したのは3箇所。

冒頭の一文。

初稿「先日、ある企業から値下げの相談を受けました。」

修正「先週、値下げ交渉を断りました。」

同じ出来事でも、「相談を受けた」と「断った」では、読者が止まる場所が違います。

具体例の人称。

初稿「ある経営者が」

修正「ある女性のカウンセラーの方が」

読者が自分と重ねられるのは、職種が入っている例だけです。

締めの言い切り。

初稿「値下げに応じるかどうかは、慎重に判断する必要があります。」

修正「値下げは、相手を選ぶ行為です。断っていい。」

AIは最後を丸めます。

読者が欲しいのは、丸めた助言ではなく判断です。

Codex側の確定稿。緑の枠が直した3箇所

9〜10分、確定

「これで確定」と伝えます。

1行の長さと語尾の連続が機械的にチェックされ、保存され、配信ツールに下書きが入ります。

僕が配信ツールを開くのは、送信ボタンを押すときだけです。

合計、約10分。

文章を考えていた時間は、5分。

説明と貼り付けの時間は、ゼロ。

出来の差。並べてみます

時間の話はここまでにして、文章を並べます。

ChatGPTとCodexの最終稿の比較

正直に言うと、最終稿の出来は、そこまで変わりません。

どちらも最後は僕が手を入れているので、当たり前です。

違うのは初稿です。

ChatGPTの初稿は、「どこかで読んだことのある、正しい文章」でした。

Codexの初稿は、「僕が書きそうな、少しずれた文章」でした。

前者は骨から直すことになる。

後者は3箇所直せば終わる。

1時間15分と10分の差は、ほとんどここです。

では、なぜ初稿が違うのか。

差の正体は、賢さではなくフォルダ

Codexの方が賢いように見えるかもしれません。

違います。

中身のAIは、同じ会社の、同じ世代のものです。

差は、読ませたものにあります。

Codexに渡していたフォルダの中身はこれです。

Codexに渡しているフォルダの中身
  • 自分の商売を書いた5枚(何を、誰に、どういう考えで売っているか)
  • 自分の考えを書いた22本(僕が手で書いたメモ。整っていない)
  • 過去の配信314本(毎回、直近の5〜7本だけ読ませる)
  • 語れる実績と配信ログの2枚
  • 書き方のルール1枚(読者、口調、型、禁止している言葉)

ChatGPTで最初の15分かけて説明していたことが、ここに全部入っています。

だから説明がゼロになる。

過去の配信を読んでいるから、「僕が書きそうな文章」が出てくる。

ルールに「読者はひとり社長と呼ぶ」と書いてあるから、呼び方がずれない。

ChatGPTでも、同じことはできます。

毎回、全部貼れば。

でも毎回貼るから、1時間かかる。

それが最初の話です。

ChatGPTのままでいい人、Codexに移した方がいい人

ここは、はっきり分けます。

ChatGPTのままでいいのは、こういう人です。

文章を書くのが月に数本で、毎回違う種類のもの。

自分の文体にこだわりがなく、出てきたものをそのまま使える。

説明を毎回書くのが苦にならない。

この人は移す理由がありません。

1時間が10分になっても、月に2回なら、設定の手間の方が大きい。

Codexに移した方がいいのは、こういう人です。

配信、LP、相談会の台本など、同じ種類の文章を繰り返し書いている。

「自分の言葉じゃない」と感じて、結局書き直している。

毎回同じ説明を貼っていることに、うんざりしている。

この人は、説明の時間がそのまま消えます。

僕のクライアントで言うと、毎週配信している人、講座を持っている人は、ほぼこちらです。

移すなら、最初に置くのはこの4つ

フォルダの中身を全部真似する必要はありません。

僕のは1年かけて育ったもので、最初はもっと小さかった。

最初に置くのは4つで足ります。

  1. 商売の説明を1枚(何を、誰に、いくらで、どういう考えで)
  2. 自分の考えを3本(過去に書いたメモでも、話した内容の書き起こしでも)
  3. 過去の文章を3本(配信でもブログでも、自分で書いて気に入っているもの)
  4. ルールを1枚(使わない言葉、読者の呼び方、文の長さ)

これを置いて、「今日のテーマは〇〇」と1行。

最初の1週間は直しが多いはずです。

直すたびに、ルールに1行足す。

それを続けると、直しが減っていきます。

僕のルールが長いのは、その1行の積み重ねです。

一つだけ、やらないでほしいことがあります。

2番の「自分の考え」を、AIに書かせること。

ここだけは手で書く。

AIが読んで「この人ならこう言う」を学ぶ元になる場所です。

ここがAIの文章だと、出てくる文章もAIの文章になります。

ちなみに、クライアントの情報が入ったフォルダは渡していません。

渡しているのは、自分の商売と自分の文章だけです。

まとめ

同じ1通を、ChatGPTとCodexで書きました。

ChatGPTは1時間15分。

文章を考えていたのは20分で、残りは説明と貼り付けと往復。

Codexは10分。

文章を考えていたのは5分で、説明はゼロ。

差は賢さではなく、読ませたもの。

フォルダに置いたか、毎回貼ったか。

それだけです。

そして、Codexで書いても、最後の3箇所は僕が直しました。

たぶん、これからも直します。

そこが、道具ではなく自分の仕事だと思っています。

では、今日はこの辺で。

ありがとうございました。

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