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趣味がない人ほど追い詰められる。ひとり社長に逃げ場が要る理由

こんにちは、アサヒナです。

先日、ある経営者の方と話していて、少し引っかかる言葉がありました。

「休みの日、何をしたらいいのかわからないんですよ」

冗談ではなく、本気で困っている顔でした。

事業は順調です。

数字も出ているし、外から見れば完全にうまくいっている人です。

でも、その一言を聞いた瞬間、僕は正直、危ないなと思いました。

この話を聞いて、僕は改めてあることを確信しました。

目次

結論から言います。趣味の数は、選択肢の数になる

結論から言います。

趣味の数は、そのまま人生の選択肢の数になります。

だから、ひとり社長やフリーランスほど、仕事以外に好きなものを持っておいた方がいい。

趣味を、休憩や気晴らしの話だと思っている人は多いと思います。

もちろん、休まるという効果はあります。

でも、僕が本当に大きいと思っているのは、そこじゃありません。

好きなものがいくつかあると、仕事がダメになった時の行き先が、いくつか見えるようになる。

この感覚が、日々の判断を驚くほど楽にしてくれます。

なぜ選択肢が余裕を生むのか

理由は、単純です。

人は、逃げ道が一本もない時にいちばん判断を誤るからです。

ひとりで働いていると、仕事の比重がどこまでも大きくなります。

売上が落ちれば、生活が揺れる。

クライアントを1社失えば、来月の数字が変わる。

会社員のように、悪い月を組織が吸収してくれることはありません。

その状態で、仕事しか持っていないとどうなるか。

仕事を失うことが、そのまま人生の終わりに感じられてしまいます。

すると、目の前の一件に、必要以上の力が入ります。

失いたくないから、言うべきことを言えなくなる。

切るべき相手を、切れなくなる。

安く見積もってでも、契約をつなぎとめようとする。

本人は必死にやっているつもりです。

でも、その必死さが、いちばん成果を遠ざけます。

逆に、行き先がいくつか見えている人は、力が抜けています。

言うべきことを言えるし、断るべき仕事を断れる。

結果として、いい仕事だけが手元に残っていきます。

余裕があるから成果が出る。

成果が出るから、また余裕が生まれる。

この回り方に入れるかどうかは、かなり大きい差だと思っています。

休みの日がわからない人に、何が起きているのか

冒頭の経営者の話に戻ります。

休みの日に何をしたらいいかわからない。

これは、休み方を忘れたという話ではないと思っています。

仕事以外の時間に、価値を感じられなくなっているんです。

売上につながらない時間は、無駄。

誰かに評価されない時間も、無駄。

そう考える癖がつくと、仕事以外のすべてが薄く見えてきます。

そして気づいた時には、頭の中が仕事だけで埋まっている。

朝起きて仕事。

昼も仕事。

夜も仕事。

休日も、結局は仕事のことを考えている。

本人はサボっていないので、問題だと気づけません。

僕がいちばん怖いと思うのは、この静かさです。

倒れる直前まで、周りからは順調に見えているんです。

真面目な人ほど、趣味を無駄だと思う

誤解しないでください。

仕事に没頭することが悪いと言いたいわけではありません。

僕もマーケティングが好きだし、何時間でも考えていられます。

好きなことを仕事にできているのは、幸運なことです。

ただ、ひとりで働く人には、真面目な人が多い。

責任感が強く、手を抜けない。

その真面目さのおかげで、ここまで来られたはずです。

でも、だからこそ危ない。

真面目だから、全部を背負い込んでしまう。

真面目だから、趣味に時間を使うことを無駄だと思ってしまう。

僕は、逆だと思っています。

好きなものを持っておくことは、行き先を増やしておくことです。

行き先が増えれば、目の前の仕事に力まずに向き合える。

力まずに向き合えれば、判断の質が上がる。

抽象的に聞こえるかもしれないので、僕の場合を具体的に書きます。

僕の趣味は、こんな感じです

まず、読書。

好きな本屋に行って、気になる本を手に取る時間が好きです。

あの空間にいるだけで、頭がリセットされる感覚があります。

次に、服。

原宿や表参道の店をぶらぶらするのが好きなんです。

新しい服を見て、試着して、買うかどうか悩む。

この時間が、単純に楽しい。

そして、サッカー。

海外サッカーを、毎日2試合は観ています。

好きなチームの試合はもちろん、気になる選手が出ている試合も観る。

これが僕の日課です。

正直、効率的な時間の使い方ではありません。

でも、仕事から完全に離れる時間があるから、仕事に戻った時に冷静でいられます。

煮詰まっていた問題も、少し離れてから見ると、答えが違って見えることがあります。

「あれ、こうすればよかったのか」

あの感覚は、机の前に座り続けている限り、絶対に降りてきません。

最悪、会社が潰れたらどうするか

そして、この3つには、もうひとつの役割があります。

僕の会社は、今のところ順調です。

ただ、いつも書いている通り、経営に安定なんてものは存在しません。

良い時もあれば、悪い時もある。

それが延々と続くのが経営です。

だから僕は、最悪この会社が潰れたらどうするかを、普通に考えています。

暗い話をしているつもりはありません。

考えてみると、意外と絶望しないんです。

服が好きだから、アパレルの世界で働くのも面白そうだ。

本が好きだから、本屋で働くのも悪くない。

サッカーが好きだから、子供にサッカーを教えるのもいい。

どれも、今すぐやるつもりはありません。

でも、想像した時に「それはそれで楽しそうだ」と思える。

これが、心の余裕の正体でした。

好きなものを増やしてきたつもりはありませんでした。

ただ好きだったから、続けていただけです。

それが結果として、行き先のストックになっていた。

「仕事がダメになっても、たぶんなんとかなる」

この感覚があるから、力まずに働けています。

そして力まずにやっているから、結果的に成果も出ている。

不思議なものです。

趣味と同じくらい大事な、もうひとつのもの

ここまで趣味の話をしてきましたが、もうひとつ大事なものがあります。

同じ立場の相談相手です。

友達に相談しても、わかりそうでわからないんです。

「大変だね」とは言ってくれる。

でも、本当のところは伝わりません。

会社員とひとりで働く人間では、抱えている問題の質が違うからです。

その立場になってみないとわからないことは、思っている以上に多い。

僕自身、子供ができるまでは、子供が好きではありませんでした。

自由を縛る存在だと本気で思っていた。

でも、実際に授かってみたら、見える世界がまるごと変わりました。

立場が変われば、見え方は変わります。

だから、同じ立場の人間の一言は効くんです。

「あー、わかる」

たったこれだけで、救われることがあります。

僕は正直、出不精です。

外に出て人に会うのは、いつも腰が重い。

それでも、同じ立場の人と話した日は、確実に頭が軽くなっています。

SNSでも、コミュニティでも、セミナーで隣に座った人でもいい。

ひとりで戦っている人間を、ひとりでいいので見つけてください。

今日から、ひとつでいい

もう一度言います。

趣味の数は、そのまま人生の選択肢の数になります。

すでに好きなものがある人は、その時間を削らないでください。

忙しい時ほど、そこが効いてきます。

何もない人は、いきなり一生ものを探さなくて大丈夫です。

昔好きだったものを、もう一度触ってみる。

気になっていた場所に、一度だけ行ってみる。

それくらいで十分です。

そして、同じ立場の相談相手も、少しずつ探してみてください。

好きなものと、わかってくれる人。

この2つが、あなたを守る盾になります。

少しずつでいいので、今日から始めてみてください。

では、今日はこの辺で。

ありがとうございました。

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