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相談相手の選び方。親身な人ほど、間違った助言をする

相談相手の選び方。親身な人ほど、間違った助言をする

こんにちは、アサヒナです。

直近の3ヶ月で、誰かに仕事の相談をした場面を思い出してみてください。

値上げのこと。

新しい挑戦のこと。

独立や、方向転換のこと。

その時、あなたは相手をどうやって選んだでしょうか。

おそらく、そこまで深くは考えていないはずです。

たまたま近くにいたから。

話しやすいから。

自分のことを、よく知ってくれているから。

僕も、昔はまったく同じ選び方をしていました。

結果、何度も遠回りをしています。

相談した相手が悪かったのではありません。

選び方を、考えていなかっただけです。

相談する中身は、あれだけ真剣に悩むのに。

相手の選び方だけは、驚くほど雑になる。

そして、その場で返ってきた言葉が、翌月の判断を決めてしまう。

これは、思っている以上に危ないことです。

今日は、その話をしたいと思います。

目次

助言の質は、中身ではなく相手で決まる

結論から言います。

アドバイスを受けるなら、まず相手を選んでください。

何を言われたかより、誰に言われたかの方が、はるかに重要です。

理由は、シンプルです。

経験したことがない人には、わからないことがあるから。

文字にすれば、当たり前の話でしょう。

でも、この当たり前が、いちばん守られていません。

多くの人が、経験のない人にアドバイスを求めています。

しかも、その自覚がないまま動いてしまう。

ここが、いちばん怖いところです。

助言が間違っていたかどうかは、その場ではわかりません。

わかるのは、半年後に結果が出てからです。

親身であることと、正しいことは別の話

僕たちは、ひとつの勘違いを抱えています。

「真剣に心配してくれる人の言葉は、きっと正しいはずだ」

この思い込みです。

でも、親身さと正しさは、まったく別の軸にあります。

あなたを心配してくれる気持ちは、本物でしょう。

時間を割いて話を聞いてくれたことも、事実だと思います。

だからといって、その人が答えを持っているとは限らない。

しかも、親身になってくれる人ほど、たいていは近くにいる人です。

同じ道を歩いた人ではなく、同じ生活圏にいる人。

むしろ、厄介になるのはここからです。

親身な人ほど、あなたのために断言してくれます。

「やめておいた方がいい」

「それは危ないと思う」

心配だからこそ、言葉に熱がこもる。

そして、熱のこもった言葉ほど、人は信じてしまう。

経験ではなく、感情の強さで説得されてしまうんです。

もうひとつ、忘れてはいけないことがあります。

助言する側は、その結果を引き受けません。

うまくいかなくても、その人の生活は何も変わらない。

リスクを負うのは、いつだって決めた側です。

だから、言葉の重さは、発言者の経験でしか担保できません。

僕に出世の相談をしても、たぶん外します

わかりやすい例を出します。

あなたが会社員で、社内で出世したいと考えているとします。

この場合、誰に相談すべきか。

答えは、はっきりしています。

会社員として出世した人に聞くべきです。

もっと言えば、同じ業種、同じ規模で上がった人がベストになります。

ところが、ここで僕に相談したとしましょう。

正直に言って、僕は的外れなことを言う可能性が高い。

なぜなら、会社員として出世した経験がないからです。

組織の中で評価を積む作法を、体で知らない。

誰に話を通しておくべきかも、わからない。

それなのに、聞かれれば何かを答えてしまいます。

マーケティングの理屈で、それらしく喋ることはできる。

でも、そこに体重は乗っていません。

そんな僕の言葉を真に受けたら、あなたは変な方向へ進みます。

僕が意地悪だからではありません。

単純に、通ってきた道が違うだけです。

起業の相談を、起業したことがない人にしていないか

同じことが、起業でも起きています。

独立を考えた人が、独立したことのない人に相談する。

そして、その答えをもとに判断しようとする。

冷静に考えてみてください。

やったことのない人から、的確な答えが返ってくるわけがない。

それでも、多くの人がこれをやってしまいます。

理由は、たったふたつです。

身近にいるから。

話しやすいから。

相談相手を、距離と気安さで選んでしまっている。

中身の重さと、選び方の軽さが、まったく釣り合っていない。

しかも、経験のない人ほど強く反対します。

自分が知らない世界は、怖く見えるからです。

その恐怖が、そのままあなたへの助言になって返ってくる。

反対された側は、慎重な意見をもらったと受け取ります。

実際に受け取っているのは、相手の不安だけなのに。

ビジネスには、まったく別の世界が3つある

これは、ひとりで働く僕たちの世界でも同じです。

僕はいつも言っています。

ビジネスには、大きく3つのフェーズがあります。

年商が数百万から10億までの世界。

10億から50億の世界。

そして、50億を超えていく世界。

この3つは、地続きに見えて、中身はまったくの別物です。

必要な知識が違う。

積むべき経験が違う。

見えている景色そのものが違う。

数百万を1000万にする戦い方を考えてみてください。

自分が動けば、数字はすぐに動きます。

でも、10億を50億にする戦い方は違う。

人と仕組みが動かないと、数字はびくともしません。

同じ「売上を伸ばす」という言葉でも、やることが別なんです。

サッカーが上手いからといって、野球も上手いわけではない。

それと同じことが、ビジネスでも起きています。

だから、自分が今いる場所を正しく知る。

そのうえで、行きたい場所を実際に通った人に聞く。

これが鉄則です。

正直に言うと、僕にも答えられない相談があります

ここは、正直に書いておきます。

もしあなたが今、フリーランスやひとり社長として動いているなら。

この道で10年以上やってきた僕の経験は、役に立つと思います。

売上の作り方も、集客の仕組みも、失敗の避け方も話せます。

自分が転んだ場所を、そのまま伝えられるからです。

でも、もしあなたが社員を50人、100人抱える経営者なら。

僕のメルマガも、このブログも、読む必要はないと思います。

なぜなら、僕は100人を雇った経験がないからです。

その規模の資金繰りを、体で知らない。

人が次々に辞めていく時期の重さも、知りません。

外部のコンサルタントとして、その規模の会社を支援したことはあります。

数字も見ましたし、会議にも入りました。

でも、あくまで外から関わった立場です。

外野は、いつでも冷静なことを言えます。

自分の生活が懸かっていないからです。

自分の守備範囲を言わない専門家は、危ないと思っています。

だから僕は、先に線を引いておきます。

「周りに経験者がいない」という言い訳

ここで、こう思った方もいるはずです。

「そんな人、自分の周りにはいない」

その感覚は、よくわかります。

でも、それは相談しない理由にはなりません。

今は、経験者に会いに行ける時代です。

有料の個別相談もあれば、少人数のコミュニティもある。

本やメルマガで、その人の考え方を先に知ることもできます。

お金がかかるのが嫌だ、という気持ちも理解できます。

ただ、無料のアドバイスは、本当は無料ではありません。

請求書が来ないだけで、代金は時間で払っています。

間違った助言のとおりに動いた半年は、二度と戻ってこない。

やめておけと言われて、やらなかった挑戦も同じです。

失ったお金は、稼ぎ直せます。

でも、時間だけは買い直せないんです。

そして僕たちは、その時間で商売をしています。

相談相手を、一度見直してみてください

誤解しないでください。

身近な人を切れ、という話ではありません。

家族や友人は、あなたを支えてくれる存在です。

弱音を吐く相手として、これ以上の人はいません。

分けるべきなのは、役割です。

支えてもらう相手と、判断を相談する相手を、別にする。

これだけで、進む速さが変わります。

一度、静かに振り返ってみてください。

この一年、あなたは誰の言葉で判断してきたか。

その人は、あなたが行きたい場所を実際に歩いた人だったか。

もし答えに詰まるなら、それが見直すサインです。

これから3ヶ月のうちに、新しい相談相手をひとり見つけると決める。

同じ道を通り、今もそこで戦っている人です。

その一人を見つけるだけで、判断の質は変わります。

少しずつでいいので、今日から探してみてください。

では、今日はこの辺で。

ありがとうございました。

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