こんにちは、アサヒナです。
最近、よく聞かれることがあります。
「コピーライティングって、何から勉強すればいいんですか」
先日も、クライアントさんから同じ質問をもらいました。
売上を伸ばすには文章が大事だと、頭ではわかっている。
でも、何から手をつければいいのかわからない。
そういう相談です。
なかには、有名な1冊を買ってはみたものの、途中で止まってしまったという方もいます。
答えは、いつも決まっています。
今日は、その理由を正直にお話しします。
僕が最初に薦めるのは、有名な名著ではありません
先に結論を言います。
メンタリストDaiGoさんの『人を操る禁断の文章術』。
まずは、この1冊から入ってください。
そして、ジョン・ケープルズの『ザ・コピーライティング』は2冊目に回す。
これが、僕のおすすめする順番です。
少し意外に思われるかもしれません。
何から学ぶべきかと聞かれたとき。
多くの人が『ザ・コピーライティング』を薦めます。
この業界では、知らない人がいないほどの本です。
僕自身、本格的に学ぶなら必ず読むべき1冊だと思っています。
それでも、最初には薦めません。
理由は、たったひとつ。
ほとんどの人が、そこで力尽きるからです。
名著は、初心者の心を折りにくる
『ザ・コピーライティング』を手に取ったことがある方なら、わかるはずです。
とにかく、分厚い。
ページ数は、400を超えます。
辞書のような重さがあります。
中身も、初心者にはとっつきにくい。
見出しの型が延々と並び、古いアメリカの広告事例が続きます。
もちろん、それこそが価値です。
何十年も読み継がれてきたのは、中身が本物だからにほかなりません。
ただ、入口としては重すぎる。
3日で止まる。
1週間後には、机の上で書類置きになっている。
そして、多くの人がこう思ってしまいます。
「やっぱり自分には、文章の才能がないんだ」
これが、一番もったいない。
止まったのは、能力のせいではありません。
入口を間違えただけです。
薄くて、速くて、その日から使える
一方の『人を操る禁断の文章術』はどうか。
まず、読み切れます。
分量がちょうどよく、言葉がやさしい。
専門用語で殴られる感覚がありません。
移動時間の往復でも、十分に最後まで行ける分量です。
そして何より、読んだその日から使えます。
僕がいまでも意識しているのが、この本の「書かない3原則」です。
あれこれ書かない。
きれいに書かない。
自分で書かない。
初めて読んだときは、正直「どういうことだろう」と思いました。
文章術の本なのに、書くなと言ってくるわけです。
でも、読み進めると腑に落ちます。
あれこれ書かない
伝えたいことを全部詰め込むと、読み手の頭には何も残りません。
1通のメールで言うことは、ひとつでいい。
僕がメルマガを書くときも、テーマは必ず1本に絞っています。
きれいに書かない
整った文章を目指した瞬間、言葉は他人行儀になります。
美文は、人を動かしません。
動かすのは、目の前の相手に話しかけるような言葉です。
自分で書かない
書き手が全部説明すると、読み手が想像する余白がなくなります。
相手の頭の中で、続きが勝手に動く文章。
それが、行動につながる文章です。
この3つを知っているだけで、明日送る1通が変わります。
理屈が難しくない。
だから、すぐ試せる。
入門書に求められるのは、まずここだと思っています。
昨日の配信を、1行だけ書き直してみる
読んで終わりにしないでください。
一番効くのは、すでに書いたものを直すことです。
たとえば、こんな一文を書いたとします。
「新サービスをリリースしました。詳しくはこちらをご覧ください」
情報としては、正しい。
でも、読み手の頭の中では何も動きません。
ここに「書かない3原則」を当ててみます。
あれこれ書かない。
伝えることを、ひとつに絞る。
きれいに書かない。
案内文ではなく、話し言葉にする。
自分で書かない。
答えを全部渡さず、想像させる。
そうすると、こうなります。
「3年かけて作ったものを、ようやく出せます」
どちらが続きを読みたくなるか。
答えは、はっきりしていると思います。
やっていることは、難しくありません。
原則を3つ知って、1行に当てた。
それだけで、伝わり方が変わります。
これが、入門書を読む価値なんです。
ケープルズが悪いと言いたいわけではない
誤解しないでください。
『ザ・コピーライティング』が良くない本だと言っているのではありません。
むしろ逆です。
本気で武器にするなら、避けて通れない1冊です。
反応が取れる見出しの型。
感覚ではなく、テストで検証するという発想。
あの本にしか書かれていないことが、たくさんあります。
問題は本の質ではなく、読む順番です。
2階に住みたいのに、階段を飛ばそうとしている。
それだけの話なんです。
まずDaiGoさんの本で、コピーライティングの世界に軽く触れる。
「あ、こう書けばいいのか」という感覚を、一度つかむ。
そのうえで、あの分厚い本を開く。
すると、書いてあることの意味がわかります。
同じ本でも、読む順番で吸収率はまるで違います。
2冊目に進む合図
では、いつ2冊目に移るか。
ここも、よく聞かれます。
僕の答えはシンプルです。
自分の書いたものに、物足りなさを感じたとき。
これが合図です。
入門書を読んで、実際に配信を書いてみる。
少し反応が出る。
そこで「もっと精度を上げたい」と思う瞬間が来ます。
その瞬間に、ケープルズを開いてください。
自分の書いた文章という比較対象があるから、内容が刺さるんです。
一度も書いたことのない状態で開くと、ただの情報の羅列に見えます。
同じページなのに、受け取れる量が違う。
読書の価値は、読み手の状態で決まります。
文章が苦手なのは、あなただけではない
ここで、ひとつ安心してほしいことがあります。
長年、たくさんのクライアントをサポートしてきました。
見てきた人数は、数えきれません。
その中で「この人、最初からライティングが上手いな」と思った人。
正直、ほとんどいません。
みんな、最初は書けないんです。
書き出しで手が止まる。
一文が長くなる。
書き終えても、結局何が言いたいのかわからない。
全員、そこからのスタートです。
でも、少しずつ学んでいくと、コツがつかめてきます。
「あ、こう書けばいいんだ」
この感覚を一度つかむと、強い。
書くたびに手応えが出ます。
LINEやメルマガの反応が、目に見えて変わる。
開封される。
返信が来る。
申し込みが入る。
反応が変われば、売上も変わります。
そこまで来たら、もう大丈夫です。
「読む時間がない」の正体
ここで、先回りして潰しておきたいことがあります。
「本を読む時間がないんです」
よく聞く言葉です。
でも、たいていの場合、これは時間の問題ではありません。
開くのがしんどい本だから、後回しにしているだけです。
しんどい本は、時間ができても読みません。
逆に、読みやすい本は移動中の30分で進みます。
だからこそ、1冊目は軽い本を選ぶべきなんです。
意志の力で、分厚い本に勝とうとしない。
勝てる相手を、最初に選ぶ。
これは根性論ではなく、設計の話です。
1冊目を間違えないだけで、変わる
正直に言います。
『人を操る禁断の文章術』を読んで、理解して、実際に使ってみる。
これだけでも、あなたのコピーライティングは確実に変わります。
DaiGoさんは、他にも多くの本を出しています。
その中でも、僕はこの1冊が一番いいと思っています。
それくらいの価値がある本です。
そして、僕たちひとり社長やフリーランスに、余っている時間はありません。
分厚い名著を1年積んでおくより、薄い入門書を1週間で読み切る。
そして、明日の配信でひとつ試してみる。
そのほうが、はるかに早いんです。
もし、本棚に『ザ・コピーライティング』が眠っているなら。
今は、閉じたままで構いません。
その1冊手前から、始めてみてください。
順番さえ合っていれば、名著はいつか必ず読める日が来ます。
では、今日はこの辺で。
ありがとうございました。
