こんにちは、アサヒナです。
先日、クライアントとの打ち合わせで、こんな質問を受けました。
「LPの型とか法則って、ちゃんと守った方がいいですか」
依頼されたLPの修正作業を進めている、その最中のことでした。
良い質問だと思いました。
そして、同じ疑問を抱えている人は、きっと多いはずです。
もし、あなたが同じことを聞かれたら、どう答えるでしょうか。
少し、考えてみてください。
「守った方がいいけど、絶対ではない」
おそらく、そう答える人が一番多いと思います。
実際、僕も昔はそういう答え方をしていました。
でも、今はまったく違う答えを返しています。
僕の答えは「絶対に守ってください」でした
結論から言います。
LPの型は、絶対に守ってください。
打ち合わせの場でも、僕はかなり強い言い方をしました。
言葉を濁さなかったのには、はっきりした理由があります。
ここを妥協した瞬間、他のすべてが意味を失ってしまうからです。
商品がどれだけ良くても、関係ありません。
コピーがどれだけ良くても、関係ない。
型から外れたLPは、売れないんです。
逆の言い方もできます。
型に沿っているだけで、売れる確率は跳ね上がる。
書いてある内容を一文字も変えず、並べ方を直すだけで。
それくらい、型の力は大きいんです。
型は縛りではなく、お客さんが通る順路です
ここで、よくある誤解をひとつ正しておきたいと思います。
型という言葉から、多くの人は「枠」を想像します。
自由を奪うもの。
窮屈にするもの。
個性を殺すもの。
でも、実際はまったく逆です。
型とは、お客さんの頭の中が動いていく順番のことです。
人は、いきなり財布を開いてくれません。
まず、自分が抱えている問題に気づく。
次に「この人はわかってくれている」と感じる。
そこで初めて、解決策の話を聞く気になる。
手に入る変化を知り、証拠を見て納得する。
中身を確認し、条件を見て、ようやく申し込む。
この順番は、書き手の都合では一ミリも動きません。
LPの型は、その順番を文章の並びに写し取ったものです。
つまり、守るか守らないかという話ではないんです。
お客さんに合わせるか、自分に合わせるか。
突き詰めると、そういう話なんです。
売れていないLPは、決まって同じ場所で外れている
長年クライアントのLPを見てきて、はっきり言えることがあります。
売れていないLPは、決まって型から外れています。
なかでも多いのが、順番の入れ替わりです。
冒頭からいきなり、商品の説明を始めている。
共感をとばして、解決策の話に入っている。
証拠を出す前に、申し込みを促している。
書いてある情報そのものは、どれも悪くありません。
ただ、置き場所が違う。
だから、読み手の気持ちがついてこないんです。
逆の経験も、数えきれないほどしてきました。
文章をほとんど足さず、型に沿って並べ替えるだけ。
それだけで反応が出ることが、ほとんどです。
本当に、それだけで変わります。
ここで、ひとつ確認させてください。
あなたのLPは、どんな順番で並んでいるでしょうか。
書いた内容ではなく、並びだけを見てみてください。
初心者ほど、型を軽く見てしまう
厄介なのは、始めたばかりの人ほど型を軽視するところです。
相談の場で、こんな言葉を本当によく聞きます。
「型に縛られたくないんです」
「自分の言葉で伝えたい」
「オリジナリティが大事でしょう」
その気持ちは、わからなくもありません。
誰かが作った枠に自分の商売を押し込むのは、気分のいいものではない。
でも、はっきり言います。
その考えが、あなたを失敗に導いています。
厳しい言い方をしました。
ただ、ここを曖昧にしても、誰も得をしないと思っています。
自分らしさを出す場所を、間違えている
誤解しないでください。
オリジナリティが無意味だと言っているわけではありません。
むしろ、これからの時代はそこで差がついていきます。
AIを使えば、それなりのLPは誰でも作れるようになりました。
でも、作れることと売れることは、まったく別の話です。
文章のクオリティで差がつかなくなるほど、理念や想いが効いてきます。
ただ、それを出す場所は構成ではない。
言葉の選び方、体験の語り方、お客さんへの約束の仕方。
自分らしさは、そこで出すものです。
並べる順番で遊んでも、個性は伝わりません。
伝わるのは、読みにくさだけです。
何年も書いている僕が、同じミスをしました
偉そうに書いていますが、僕自身も一度やっています。
何年もLPを書き続けていると、正直なところ、飽きるんです。
「またこの構成か」
「もっと違う書き方をしたいな」
「いい加減、新しいことがしたい」
その気持ちが抑えられなくなった時期がありました。
ある商品のLPで、僕は型を完全に無視しました。
法則も順番も一度忘れて、自分の感性だけで組み立てたんです。
書き上げたときの手応えは、決して悪くありませんでした。
「これは斬新で面白い」
「きっと反応が取れるはず」
自信満々で、そのままリリースしました。
結果は、壊滅的でした。
具体的な数字は伏せますが、反応率は普段の半分以下。
広告費だけが、どんどん溶けていきました。
「おかしい、なぜだ」
慌てて原因を探しました。
商品は悪くない。
ターゲットも間違っていない。
訴求も、的を射ているはずです。
それでも、売れない。
一つずつ潰していって、最後に残った違いはひとつでした。
型を無視したこと。
それ以外に、変えた場所がなかったんです。
変えたのは構成だけで、普通に売れました
すぐに、同じ商品でLPを書き直しました。
同じ訴求、同じターゲット、同じオファー。
違うのは、型に沿わせたという一点だけです。
すると、普通に売れるようになりました。
反応率は元に戻り、むしろ以前より良くなった。
書いてある内容は、ほとんど一緒です。
変えたのは、構成だけ。
この経験は、本当に衝撃でした。
あのとき飽きていたのは、僕だけだったんです。
読み手にとって、そのLPは初めて読む一枚です。
何十本も書いてきた側の退屈は、読み手には何の関係もない。
型には、確かな意味と力がある。
それを、身をもって知りました。
覚えるのは、PASBECONAの法則だけでいい
「じゃあ、どの型を使えばいいんですか」
ここも、よく聞かれる質問です。
僕が推奨しているのは、PASBECONAの法則です。
神田昌典さんが体系化した、9つの流れで組み立てる型です。
問題を突きつける。
深く共感する。
解決策を示す。
手に入る変化を見せる。
証拠で裏づける。
中身を具体的に書く。
条件を提案する。
対象や期間を絞る。
行動を促す。
この9つを、この順番で埋めていくだけです。
すごいのは、業種や業態をまったく問わないところ。
コーチでも、コンサルでも使えます。
物販でも、サービス業でも応用が効く。
覚えることが多いほど、人の手は止まります。
ひとつの型に絞れるのは、それだけで大きな利点です。
正直、これだけ覚えておけば、他の法則は必要ありません。
それくらい、強力な型なんです。
AIが書いてくれる時代でも、型は覚えてください
ここで、先回りして潰しておきたいことがあります。
「AIに書かせるから、型は覚えなくていい」
そう考える人が、確実に増えています。
実際、頼めばLPの文章は数分で出てきます。
下書きとしては、悪くないものが出てくる。
でも、出てきたものが売れるかどうかは別の話です。
作れることと、売れることは違う。
ここを混同すると、きれいな文章の売れないLPが積み上がります。
しかも、直すこともできません。
どこが抜けているかを判断する基準を、持っていないからです。
型を覚える意味は、自分で書くためだけではありません。
人やAIが書いたものを、採点できるようになることです。
僕たちのように一人で動いていると、原稿を見る目は自分しかありません。
その一人が基準を持っているかどうかで、払ったお金の価値が変わります。
外注先から上がってきた原稿を見るときも、まったく同じです。
まずは「守」を、愚直にやりきってください
最後に、ひとつだけ。
まずは、型を完コピしてください。
アレンジは、後でいい。
自分らしさを出すのは、もっと後です。
守破離という言葉があります。
まずは「守」。
お手本を、徹底的に守る段階です。
書道を習うとき、最初はお手本の上に半紙を重ねます。
自分の字を書くのは、その後です。
型が身体に入ってから、少しずつ崩していく。
この順番を逆にすると、いつまでも成果が出ません。
そして、一度覚えた型は消えません。
溶けた広告費は戻ってきませんが、身につけた型は一生使えます。
次の商品でも、別の業種でも、同じように効いてくれる。
これほど割のいい投資は、なかなかないと思っています。
今あるLPを、一度開いてみてください。
書き直さなくて構いません。
9つの流れのどこが抜けているか。
並び順が、どこで入れ替わっているか。
そこを確認するだけで、次にやることが見えてきます。
少しずつでいいので、今日から試してみてください。
では、今日はこの辺で。
ありがとうございました。
