こんにちは、アサヒナです。
先日、YouTubeの相談を受けました。
「視聴回数が伸びないんです」
「チャンネル登録者も、まったく増えません」
画面の向こうの表情は、かなり真剣でした。
僕はまず、数字を聞きました。
週に何本投稿しているか。
動画は今、何本あるか。
返ってきた答えは、週1本。
10分程度の動画が、50本弱。
そこで僕は、成果を出している人の数字をそのまま伝えました。
少し、沈黙がありました。
そして、こう返ってきたんです。
「そんなにやらないと、成果が出ないんですか」
はい、そうです。
先に言っておくと、その方を責めたいわけではありません。
本人は、きちんとやっているつもりでした。
ただ、比べる相手の数字を、一度も見たことがなかっただけです。
今日は、その現実の話をします。
成果が出ない理由は、だいたい量です
結論から言います。
成果が出ない理由は、ほとんどの場合ひとつです。
量が、足りていない。
これだけです。
戦略が悪いわけでも、センスがないわけでもありません。
必要な回数に、まだ届いていないだけです。
厳しい言い方をします。
週1本の投稿で伸びないのは、当たり前のことです。
失敗ですらありません。
まだ、何も起きていない段階なんです。
多くの人は、ここで原因を探し始めます。
サムネイルが悪いのか。
編集が下手なのか。
ジャンルを間違えたのか。
気持ちは、よくわかります。
でも、50本の時点で分析しても、材料が足りません。
週1本と週3本。50本と500本
僕のスタンスを、先に伝えておきます。
僕は、広告をやるべきだと思っています。
ひとり社長やフリーランスが売上を作るなら、広告の方が効率がいい。
だから、僕のクライアントのほとんどは広告で売上を作っています。
SNSを積極的にやっている人は、実は少ないんです。
ただ、一部にSNSで成果を出しているクライアントもいます。
その人の数字を、そのまま紹介します。
20〜30分の動画を、週に2〜3本。
累計で、500本近く。
そこから見込み客のリストを取り、顧客名簿として育てています。
そして、そのリストに対して商品を案内する。
これが、SNSで成果を出す人の基準値です。
週1本と、週3本。
50本と、500本。
この差が、すべてです。
才能の差ではありません。
積み上げてきた回数の差です。
そして、回数は誰にでも数えられます。
当たる1本を待っている限り、何も始まりません
ここで、よくある誤解に触れておきます。
跳ねる1本さえ作れば、そこから一気に伸びるという考え方です。
たしかに、伸びている人には必ず当たった1本があります。
でも、順番が逆なんです。
当たりが最初にあるのではありません。
数を出し続けた結果、どれかが当たる。
50本の人と、500本の人。
引ける回数が、そもそも10倍違います。
しかも、回数を重ねるほど中身も変わっていきます。
話す速さ。
構成の組み立て方。
最初の10秒の作り方。
これは、頭で学ぶより先に、手を動かした回数でしか身につきません。
100本目のあなたは、1本目のあなたとは別人です。
その別人に会うまで、たどり着けるかどうかなんです。
まず100本。土俵に上がるのは、そこからです
YouTubeで言えば、100本ないと土俵にも上がれていません。
厳しく聞こえると思います。
でも、事実です。
50本は、100本の半分ではないんです。
評価が始まる手前という意味では、ゼロに近い。
もうひとつ、長さの話もあります。
最近のアルゴリズムは、長尺の動画を優遇する傾向があります。
10分のものを並べるより、20〜30分のものを積んだ方がいい。
見られた時間の合計で測られているからです。
つまり、本数を増やすだけでは足りません。
1本あたりの長さも、基準値に合わせる必要がある。
週1本の10分。
週3本の30分。
1ヶ月で比べると、40分と360分です。
同じように毎週やっている感覚でも、投じている量が9倍違う。
この話をしたとき、相談者の方はもう一度言いました。
「そんなにやらないと、成果が出ないんですか」
僕は、そう答えるしかありませんでした。
「そんな量を、毎日ですか」
YouTubeだけの話ではありません。
僕はよく、メルマガをおすすめします。
すると、やってみようかな、という人が結構います。
そこで、僕が毎日このくらいの分量を送っていると伝える。
たいてい、驚かれます。
「そんな量を、毎日送らないといけないんですか」
おそらく、月に数回、数百文字くらいを想像していたんだと思います。
でも、冷静に考えてみてください。
月に2回届く、200文字のメール。
それで覚えてもらえるなら、誰も苦労していません。
そんなスタンスでうまくいくなら、みんなうまくいっています。
つまずくのは、やり方を知らないからではない。
量を、知らないからです。
「時間がない」は、だいたい順番の問題です
ここで、こう思った人もいると思います。
「毎日なんて無理です」
「そんな時間、どこにもありません」
正直な反応だと思います。
僕たちは、自分の手だけで事業を回しています。
使える時間は、最初から決まっている。
ただ、順番を考えてみてください。
いちばん時間を奪っているのは、成果の出ていない今の状態です。
伸びない発信を、週1本で1年続ける。
使った時間は、それでも数十時間になります。
それなのに、手元には何も残らない。
量を出すことがしんどいのではありません。
成果の出ない量を、だらだら続けることがしんどいんです。
時間が足りないなら、やることの数を減らす。
媒体を3つ触っているなら、1つに絞る。
そのうえで、絞った1つの基準値に寄せていく。
今ある時間でも、届く可能性はそこにあります。
成功している人の基準値は、表に出てきません
ここが、いちばん厄介な部分です。
成果を出している人の基準値は、ほとんど表に出てきません。
理由は、単純です。
泥臭い話。
苦労した話。
しんどかった時期の話。
こういうものを、みんな言いたがらないからです。
発信の場では、誰でもスマートに見せたい。
「仕組みを作ったので、自動で回っています」
「週に数時間しか働いていません」
そう語られる裏側に、500本の積み上げがあることは語られない。
結果、表面だけを真似た人が、同じ場所でつまずきます。
仕組みだけを真似ても、燃料になる量がないからです。
僕は、ここを隠したくありません。
人にできることなら、たいていは自分にもできると思っています。
才能の差だと片づけた瞬間に、そこで終わってしまう。
でも、量の差だとわかれば、追いつく余地が残ります。
量がすべてだ、と言いたいわけではありません
誤解しないでください。
とにかく手を動かせ、という話ではありません。
方向が間違っていれば、500本は500本分の徒労になります。
誰に向けて語り、どこへ案内するのか。
ここが決まっていない発信は、増やすほど疲れます。
さきほどのクライアントも、動画を出して終わりではありません。
動画からリストを取り、そのリストへ案内するところまで作っています。
だから、500本が売上に変わる。
それと、もうひとつ。
その量を出せないなら、SNSで戦わないという判断もあります。
僕が広告をすすめているのは、そこに理由があります。
土俵は、自分で選べます。
ただ、選んだ土俵の基準値からは逃げられません。
知っただけでは、人は動きません
基準値を知ることは、大事です。
でも、知っただけでは何も変わりません。
そこに到達できるかどうかで、結果は分かれます。
だから僕は、クライアントに最初にこう伝えます。
「他の方は、このくらいやって成果を出しています」
「同じ結果を出してほしいので、このくらいやってください」
そして毎週の打ち合わせで、必ず確認します。
「今週は、やりましたか」
聞かれた本人は、一瞬で表情が変わります。
「やばい、やってない」
だから、次の週はやる。
この強制力があるから、結果的に数字が動きます。
ひとりで進めていると、誰にも何も言われません。
サボっても、その日は何も起きない。
何も起きないまま、半年が過ぎていきます。
今日、自分の数字を数えてください
お願いが、ひとつあります。
今日、自分の数字を数えてみてください。
今月、何本出したか。
累計で、何本あるか。
1本あたりの長さは、どのくらいか。
そのうえで、成果が出ている人の数字の横に並べてみる。
足りないのは、たいてい能力ではなく桁です。
Xで毎日3投稿しているなら、10投稿に増やしてみる。
Instagramで週1投稿なら、週3に変えてみる。
方向が合っていれば、必ず良い方へ動きます。
明日すぐには、何も起きません。
半年後に、じわりと動き始めます。
その半年を渡り切れる人が、驚くほど少ないだけです。
基準値を知ること。
そして、その基準値に到達すること。
遠回りに見えて、これがいちばん確実な道です。
では、今日はこの辺で。
ありがとうございました。
