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フリーランスの仕事選びは「好きか得意か」より「在宅でできるか」。ひとり社長が働く場所を変えるべき理由

こんにちは、アサヒナです。

先日、久しぶりに外出しました。

気温計は37度。

体感温度は、それ以上でした。

アスファルトから立ち上る熱気。

日差しを遮るものが何もない歩道。

わずか10分歩いただけで、シャツの背中が汗でびっしょりになりました。

外で仕事をしている方々を見て、本当に頭が下がる思いでした。

建設現場の方。

配送業の方。

営業回りをしているスーツ姿のビジネスパーソン。

この暑さの中で、毎日戦っている。

そして同時に、はっきりと思ったんです。

「この働き方を選んでよかった」と。

京都のクライアントに聞いたら、その日はなんと39度だったとか。

もはや、日本全国が灼熱地獄です。

これは一時的な異常気象ではなく、これから毎年続いていく現実です。

今日は、この異常な暑さをきっかけに、僕が改めて確信した「仕事選びの判断基準」についてお話しします。

目次

20代の僕は、汗だくで走り回っていた

僕は20代の頃、営業職でした。

毎日、スーツを着て客先を回る日々。

夏場は地獄でした。

当時も暑かったけれど、今ほどではなかった。

それでも、朝からスーツのジャケットを羽織り、革靴を履いて駅まで歩く。

満員電車に揺られて、汗が引く間もなく乗り換える。

クライアントのオフィスに着く頃には、シャツが肌に張り付いている。

額の汗を拭きながら、受付で名前を告げる。

その状態で笑顔を作り、商談に臨む。

正直、辛かった。

しかも、営業は好きな仕事ではなかった。

「好きなことを仕事にしたい」と、ずっと思っていました。

でも今振り返ると、あの頃の僕が本当に辛かったのは、仕事の中身ではなかったんです。

「外に出なければならない」ということ。

これが、一番の苦痛だった。

仮に営業が大好きだったとしても、37度の炎天下をスーツで歩き回るのは辛い。

仮に世界一得意な仕事だったとしても、満員電車で体力を削られるのは変わらない。

好きかどうか、得意かどうかの前に、「どこで働くか」。

この問いの方が、はるかに重要だったんです。

「好きか得意か」より先に考えるべきこと

「好きなことを仕事にすべきか、得意なことを仕事にすべきか」

この質問は、僕のもとにも本当によく届きます。

独立を考えている方。

すでにフリーランスとして活動している方。

キャリアの転換期にいる方。

みんな、この問いに悩んでいます。

でも、僕の答えはいつも同じです。

「それよりも、家でできる仕事を選んだ方がいいですよ」

驚かれることが多いんですが、これは本気で言っています。

今、僕はマーケティングの仕事をしていて、もちろんこの仕事が好きです。

でも、それ以上に感謝していること。

天候に左右されないこと。

通勤がないこと。

この2つです。

雨の日も、雪の日も、37度の猛暑日も。

僕の仕事のパフォーマンスは、一切影響を受けません。

なぜなら、エアコンの効いた自宅から一歩も出ずに、すべてが完結するから。

好きか得意かは、確かに大切な問いです。

でもその前に、「家でできるかどうか」。

この判断基準を持つだけで、人生の質が驚くほど変わるんです。

電車通勤が奪う、最も大切なもの

都心部で働いたことがある方なら、わかるはずです。

東京の電車通勤が、どれほど人を消耗させるか。

朝の山手線、中央線、東横線。

どこも人で溢れかえっている。

最近はインバウンドの影響で、混雑はさらにひどくなりました。

大きなスーツケースを持った観光客が通路を塞ぎ、車内のスペースがさらに狭くなっている。

満員電車に揺られ、会社に着いた時にはすでに疲れ切っている。

仕事を始める前に、すでにエネルギーの30%を消費している。

これは比喩ではなく、実感としてそうなんです。

僕たちひとり社長やフリーランスは、自分の体一つで勝負しています。

会社員なら、調子の悪い日は同僚がカバーしてくれるかもしれない。

でも僕たちには、それがない。

その大切な体力とエネルギーを、通勤で消耗してしまう。

これは、ビジネスにおける最大の無駄遣いです。

通勤は、筋トレと違って何も鍛えてくれません。

ただ、消耗するだけ。

体力も、気力も、時間も。

その事実に気づいた瞬間、僕は「家で完結する仕事しかしない」と決めました。

誤解しないでください。

通勤している方を否定したいわけではありません。

組織で働くことに誇りを持ち、チームで成果を出している方は素晴らしいと思います。

でも、僕たちのように「働く場所を選べる立場」にいるなら。

その選択権を、最大限に活かすべきなんです。

使える武器を使わないのは、もったいないどころか、戦略的に間違っている。

僕は、そう思っています。

万全じゃない日に、真価が問われる

僕たちの仕事には、代役がいません。

自分が止まれば、ビジネスが止まる。

でも、体調が万全な日ばかりではないんです。

20代の頃は、多少無理をしても翌日には回復していました。

徹夜明けでも、気合いで乗り切れた。

でも30代、40代と年齢を重ねるほど、万全な日の方が少なくなっていく。

なんとなく頭が重い日。

昨日の疲れが抜けきらない日。

季節の変わり目に、体がだるい日。

これは、避けようのない現実です。

でも、家で仕事ができるなら。

体調があまり良くない日でも、なんとか仕事を続けられる。

通勤で体力を消耗しない分、限られたエネルギーを仕事に集中させられる。

ペースを自分で調整しながら、最低限のアウトプットは確保できる。

これが、オフィスに通う働き方だったらどうか。

体調が悪くても、まず電車に乗らなければならない。

オフィスに着く頃には、もう限界。

結局、何もできずに帰ってくる。

往復の移動時間だけが、無駄に消えていく。

家庭やプライベートとのバランスも同じです。

家で仕事ができれば、合間に家事をこなしたり、子どもの送り迎えをしたり、親の世話をしたりすることもできる。

これは「あったらいいな」ではありません。

代わりのいない僕たちにとって、生存戦略そのものなんです。

場所を変えた僕の、ある一日

具体的に、僕の一日がどう変わったかをお話しします。

朝7時、目が覚める。

天気予報は37度。

でも、焦りは一切ありません。

コーヒーを淹れて、エアコンの効いた部屋でゆっくり一杯飲む。

8時には、もうパソコンに向かっている。

昔の僕だったら、この時間にはすでに満員電車の中でした。

汗を拭きながら、つり革にしがみついていた。

でも今は、朝の最も頭が冴えている時間を、そのまま仕事に使えている。

午前中に集中して仕事を片付け、昼食は自分のキッチンで簡単に済ませる。

午後になっても、集中力が落ちない。

通勤で奪われていたエネルギーが、まるまる残っているからです。

夕方5時、仕事を終える。

そのまま夕食の準備に取りかかれる。

移動時間がゼロだから、仕事とプライベートの切り替えが一瞬で終わる。

毎日1〜2時間の通勤時間が浮いた分、読書をしたり、新しいことを学んだり、ただぼんやりと休んだりもできる。

「たったそれだけのこと」と思うかもしれません。

でも、これが毎日、毎週、毎月続くと、人生の質がまるで違ってくるんです。

体力に余裕がある。

精神的に穏やかでいられる。

天候に振り回されない。

結果として、仕事の質そのものが変わりました。

「家じゃ無理」は、本当にそうか

ここまで読んで、こう思った方もいるかもしれません。

「でも、自分の仕事は家じゃできない」

「対面じゃないと伝わらない」

「現場に行かないと話にならない」

気持ちはわかります。

僕も最初は、そう思っていました。

でも、一度立ち止まって考えてみてほしいんです。

本当に家でできない仕事なのか。

本当にオンラインでは完結しないのか。

対面でなければ無理だと思い込んでいたコンサルティングが、オンラインで完結した。

現場に行くしかないと信じていたディレクションが、リモートでむしろ効率が上がった。

「直接会わないと信頼関係が築けない」と思い込んでいたクライアントワークが、Zoomとチャットだけで十分に回った。

僕がこれまで見てきた中で、こうした例はいくつもあります。

面白いことに、「絶対に無理」と言っていた人ほど、切り替えた後に「もう戻れない」と言うんです。

それくらい、オンラインの利便性は強力です。

もちろん、すべての仕事がオンラインに移行できるとは言いません。

医療現場、建設現場、飲食店のキッチン。

どうしても現場に行かなければならない仕事は、確かに存在します。

でも、「自分の仕事もそうだ」と決めつける前に、もう一度だけ考えてみてください。

仕事の中で、「本当に現場でしかできない部分」はどれくらいあるか。

意外と、全体の2割、3割かもしれない。

残りの7割、8割は、家でもできるかもしれない。

固定観念を外した瞬間、選択肢は一気に広がります。

これからの気候と、僕たちの戦い方

今年も来年以降も、気温がどうなるかはわかりません。

ただ、一つだけ言えることがあります。

涼しくはならない。

春と秋が短くなり、猛暑と厳寒が長くなっていく傾向は、おそらく今後も続くでしょう。

10年前、35度を超えたら「猛暑日」としてニュースになっていました。

今は、37度でも驚かなくなっている。

39度でさえ、「まあ、そういう日もあるよな」と受け入れ始めている。

この感覚の麻痺こそが、怖いんです。

暑い日も寒い日も、外に出るだけでモチベーションが下がる。

これは気合いでは解決しない問題です。

根性論で乗り切れる時代は、もう終わりました。

でも、家で仕事ができるなら。

涼しい部屋で、暖かい部屋で、快適に集中できる。

環境に左右されず、安定したパフォーマンスを出し続けられる。

気候がどう変わろうと、あなたの仕事の質は揺るがない。

これは、とてつもなく大きなアドバンテージです。

好きなことを仕事にする。

得意なことを仕事にする。

どちらも、大切な視点です。

でもその前に、「家でできるかどうか」という基準を持ってほしい。

もしあなたが今、「好きか得意か」で悩んでいるなら。

その問いの前に、一つだけ加えてみてください。

「それ、家でできるか」

この視点が加わるだけで、選択肢の見え方が変わるはずです。

そして、一度この快適さを知ってしまったら、もう元には戻れません。

僕が保証します。

では、今日はこの辺で。

ありがとうございました。

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