こんにちは、アサヒナです。
最近、よく聞かれることがあります。
「ビジネスで最も気をつけるべきことは何ですか?」
この質問に対する僕の答えは、いつも同じです。
「1」という数字を避けること。
今日は、その理由をお話しします。
最悪の数字は「ゼロ」ではなく「1」
「え、ゼロじゃないの?」
そう思った方もいるかもしれません。
でも、ゼロは最初から何もない状態です。
失うものがない。
一方、1は違う。
1は、依存を生みます。
これが、恐ろしいんです。
この言葉は、アメリカの著名なマーケター、ダン・ケネディの教えです。
ビジネスをする上で、1という数字を避けなければいけない。
1つの商品。
1つのメディア。
1つの集客方法。
1つのクライアント。
何か1つのことに依存している場合、その1つがなくなったらどうなるか。
事業の継続ができなくなります。
ある日突然、すべてが消えた
僕の知り合いに、YouTubeだけで集客していた人がいます。
チャンネル登録者は数万人。
毎月安定して問い合わせが入り、売上も順調だった。
YouTube一本で十分に回っていたんです。
彼は自信を持っていました。
「これだけ登録者がいれば、集客に困ることはない」
僕も、そう思っていました。
ある日、チャンネルが突然削除されました。
規約違反とのことでしたが、本人には心当たりがない。
異議申し立てをしても、明確な返事は来なかった。
数年かけて積み上げた動画も、登録者も、一夜で消えたんです。
その月から、問い合わせはゼロになりました。
彼は今、少しずつ立て直しています。
でも、何度もこう言っていました。
「あの時、もう1つ別の集客チャネルを持っていたら、こんなことにはならなかった」
これが、1に依存するということです。
あなたのビジネスに「1」はないか
「でも、それは特殊なケースでしょ」
そう思いたくなる気持ちは、わかります。
でも、冷静に振り返ってみてください。
YouTubeだけで集客していないか。
Instagramだけに頼っていないか。
1つのプラットフォームだけで顧客リストを管理していないか。
1つのクライアントからの売上が大半を占めていないか。
集客やプラットフォームだけではありません。
決済手段が1つしかないなら、それも「1」です。
頼っている外注先が1人しかいないなら、それも「1」です。
「1」は、意外なところに潜んでいます。
仮に、そのYouTubeチャンネルが削除されたら。
Instagramのアカウントが凍結されたら。
売上は間違いなく、ゼロになります。
これは特殊な話ではありません。
僕の知り合いに起きたことは、誰にでも起こりうることなんです。
うまくいっている時ほど、見えなくなる
1つのことに依存するのは危ない。
よく考えれば、当たり前の話です。
でも、この当たり前のことができずに終わる人がたくさんいます。
なぜか。
うまくいっている時ほど、リスクが見えなくなるからです。
売上が順調なとき、「このままでいい」と思ってしまう。
集客がうまく回っているとき、「他のメディアなんて必要ない」と感じてしまう。
「まさか自分に限って」
この思い込みが、最大の敵です。
備えなくても大丈夫だった日々が続くほど、油断は深くなる。
でも、何事もなかった日々は「運が良かっただけ」なんです。
実際、僕の知り合いもそうでした。
数万人の登録者を持つチャンネルが、突然消えるなんて。
誰も想像しなかった。
でも、起きた。
ビジネスの世界に「永遠の安定」はありません。
プラットフォームの規約変更。
アルゴリズムの変化。
突然のアカウント停止。
これらは、いつ起きてもおかしくないんです。
順調な今こそ、次の手を打つべきなんです。
1を見つけたら、2にする
では、どうすればいいのか。
答えはシンプルです。
1を見つけたら、2にする。
誤解しないでください。
今うまくいっている方法をやめろと言っているわけではありません。
うまくいっているものを土台にしながら、もう1つの柱を育てる。
それだけで、ビジネスの安定度は格段に上がります。
集客メディアの場合
Instagramをやっているなら、ブログを始めるのがおすすめです。
Instagramで反応の良かったテーマを、ブログ記事として深掘りする。
Instagramのリーチはフォロワーに依存しますが、ブログは検索から新しい読者が入ってくる。
性質の違うメディアを持つことで、片方が止まっても集客が途絶えない。
ゼロから書く必要はありません。
今あるコンテンツを土台に、1本のブログ記事にする。
それだけで、検索からの集客という新しいルートが生まれるんです。
顧客リストの場合
LINEだけで運用しているなら、メールマガジンを併用してみてください。
LINEは開封率が高い。
でも、アカウントが停止されるリスクがある。
メールは開封率ではLINEに劣るかもしれません。
でも、リストは自分の手元に残る。
LINEが消えても、メールリストがあれば顧客と繋がれる。
メールが届きにくくなっても、LINEで補える。
どちらが優れているかではなく、両方持つことに意味があるんです。
商品の場合
1つの商品しかないなら、2つ目の商品を設計してみてください。
難しく考える必要はありません。
たとえば、メインの商品が10万円のコンサルティングなら、3万円の動画講座を作ってみる。
メインの商品が動画講座なら、月額制のコミュニティを設計してみる。
価格帯を変える。
提供形態を変える。
それだけで、収入の入口が2つになります。
1つの商品が売れない時期があっても、もう1つが支えてくれる。
この安心感は、想像以上に大きいんです。
「そんな余裕はない」という声に
「今の仕事で手一杯だ」
「2つ目を作る時間なんてない」
そう思った方もいるかもしれません。
気持ちは、わかります。
でも、考えてみてください。
今あるものが消えてから慌てて作り始めるのと、余裕のある今から少しずつ準備するのと。
どちらが現実的でしょうか。
1日30分でもいい。
週に1本だけでもいい。
完璧を目指す必要はありません。
大事なのは、2つ目の柱を「持っている」という状態を作ることなんです。
これは、保険と同じです。
事故が起きてから入っても、何の意味もない。
何も起きていない今だからこそ、備える価値があるんです。
忙しい今だからこそ、備えておく。
時間ができたら始めるのではなく、時間がない今から始める。
なぜなら、時間ができる日は永遠に来ないからです。
2つ目の柱が生む、思わぬ効果
2つ目の柱を持つ意味は、リスクヘッジだけではありません。
もっと大きな変化があります。
精神的な余裕が生まれるんです。
1つしか柱がないとき、僕たちはその1つにしがみつく。
「これがなくなったら終わりだ」
その恐怖が、判断を鈍らせます。
値下げ要求に応じてしまう。
合わないクライアントでも断れない。
やりたくない仕事でも引き受けてしまう。
でも、2つ目の柱があると、心に余裕が生まれる。
余裕があると、正しい判断ができる。
断るべき仕事を断れるようになる。
結果として、1つ目の柱のクオリティも上がるんです。
リスクヘッジのために始めた2つ目の柱が、ビジネス全体を底上げする。
これは、やってみた人にしかわからない感覚です。
ひとり社長は、誰も守ってくれない
僕たちひとり社長やフリーランスは、誰からも守ってもらえません。
会社員であれば、会社が守ってくれます。
事業がうまくいかなくても、給料は出る。
組織を持つ経営者であれば、チームで立て直すこともできる。
でも、ソロで働く僕たちは違う。
自分のビジネスが止まったら、収入もゼロになる。
代わりに動いてくれる人も、いない。
だからこそ、自分でリスクヘッジをしなければいけないんです。
一度、あなたのビジネスを棚卸ししてみてください。
集客メディアは、いくつあるか。
顧客リストの管理先は、何箇所か。
売上の柱は、何本あるか。
紙に書き出してみると、意外なところに「1」が潜んでいることに気づくはずです。
もし「1」があるなら、少しずつでいいので、今日から2つ目の柱を作り始めてください。
それが、あなたのビジネスを長く続けるための鍵です。
では、今日はこの辺で。
ありがとうございました。
